vol.2 Gina’s Surprise Ball

Exhibition vol.2
“Gina’s Surprise Ball” by Gina Namkung
@ Wunderkammer Fukuoka/ Dice&Dice 1F
4/22(SAT)〜5/22(SUN)

Ginaのサプライズボールがニューメキシコからやってくる!スペシャルバージョンをWunderkammer にて限定販売!(先着販売、お渡しは会期終了後になります。)

What’s Surprise Ball? 

英) Surprise Ball 

直訳) びっくりボール

小さなオモチャなどをカラフルなクレープテープ(造花などの材料として使われる、クレープ加工された紙を細くテープ状にしたもの)で巻いて作るボールのこと。テープをほどいていくと、巻き込まれたオモチャが徐々に現れる。誕生日やクリスマスに贈られる人気のパーティーアイテムで、ギフトラッピングとエンターテイメントを兼ねたハンドクラフト。

そのルーツはネイティブ・アメリカンのカルチャーにあると言われている。彼らは、自分の人生の重要な出来事があるとその記念になるものを、小枝や草、紐などで巻きつけボールを作ったそう。ボールの中心になる最初の層は誕生を表し、その後大きな人生のイベントごとに層が巻きつけられた。ネイティブ・アメリカンにとって、その人の歴史そのものを表す証として作られた。


のちにチャールズ・グレゴールという人物が「楽しむために壊すオモチャ」としてその技法を用いたサプライズボールを作り始めると、1950年代のアメリカで大流行する。すぐにFAO Schwarz, Ben Franklin Crafts, The Nut Tree など大手トイショップにも登場。また、子供病院などでもプレゼントとして子供達に贈られようになった。テレビゲームなどオモチャの進化と共に、サプライズボールは第一線から姿を消していくが、ハンドクラフト好きの間では、今も根強い人気がある。

Gina’s Surprise Ball

Ginaの”サプライズボール”がスペシャルなのは、唯一無二のそのセンスにある。ビンテージ・トイのコレクターでもあるGinaは、世界中から集めた貴重な品々を惜しげなもく忍ばせる。そのひとつひとつがどれも懐かしく、まるで子供の頃になくしてしまったと思っていた宝物が不意に見つかったような、驚きと喜びを届けてくれる。そして、何十メートルもあろうかと思われるカラフルなテープの色使い。ほどいたテープの山は、まるでインスタレーションそのもの。20個あまりのオモチャを巻き込んでいくために、細かく計算された順番や巻き方は熟練こそ成せる技。 特別な誰かへのサプライズのプレゼントに、はたまた自分へのプレゼントに。まずはしばらく眺めて楽しんで欲しい。そして開けるときには、一人でも多くの人とその瞬間をシェアして欲しい。その場にいる全ての人をハッピーにしてくれることを保証します。


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